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No1〜No10  No11〜No20

No11.我が子誕生?

どれだけ日にちが過ぎたのか定かではないが、なんとも忙しそうに餌をくわえて我が家往復してる。どうやら赤ん坊の誕生のようだ。早速、オッサンは秋田小町を気持ち多めに餌箱に献上してみた。奴らはオッサンの姿を見るなり飛んできた。もう赤ん坊に餌を与えることで頭が一杯なんだろうか、餌箱のすぐ側に立っていても奴らはまったく気にもしないで米を運んで行く。それも、どうやらオスとメスが交代で運んでるようだ。なんだ!!??、オッサンは少々驚いた。居間の窓の前をコウモリのような黒い物体がヒラヒラ飛んでいる。なんと、あのみょ〜にひたしい奴ではないか。スズメの気持ちなんて人間に分かるはずが無い。でも、なんとなく「餌くれ〜」と言うパフォーマンスにも見える。「なんなんだよ〜」とブツブツ言いながら米をやると、今まで一粒運んでいたが、今度は三粒も運んでいくのだ。どうやら赤ん坊も結構成長してるようだ。


No12.お見事!

赤ん坊もだいぶん大きくなったのか、ご両親は一日餌運びに明け暮れてるようだ。巣に入ったら、すぐ出て行き、またすぐ帰ってくる。「たいへんだねー」と、オッサンは口に出さないが、そう言ってあげた。ところで、オッサンは久しぶりに大発見をした。何かというと、巣に一番近い餌箱に米が無いと、どうしてもここより遠くに買出しに行かねばならない。それで奴らは窓の前でヒラヒラするようになったようだ。確かに、この近距離では労力を使わず、効率良くかつ大量の食料を調達できるのだ。また、我が家の軒下には風から逃れて蚊のような小さな虫がフワフワ飛んでる事がある。それを奴らはホバリング(静止飛行)状態で「パクッ」と捕らえて運び去る。ものすごい離れ業を見せてくれたのである。これを見てたオッサンは「上手い!、お見事!」と、思わず奴らを褒め称えてしまった。お前らなかなかやるんでないかい。えらい!


No13.我が家に子ずれ訪問?

居間の窓の前をヒラヒラ、「えさよこせー」と相変わらずご両親はやってくる。それも、疲れると窓の下に、キョトンとした顔をして我が家の中を覗き込んでるのだ。オッサンはちょっと意地悪をしてみた。すぐ餌箱に餌を与えず、窓越しに顔を見せ、じーっと立っていた。すると、奴らは怒り出したのか、イライラ状態なのか餌箱とオッサンの前を行ったり来たり。ついに奴らの怒りは頂点に達したのか、窓に体当たりしてきた。これまでして子供に餌を持って行なければならないのだろうか。物凄い根性である。これは申し訳無い事をしたと思い、さっそく餌箱に秋田小町を入れてやると、「ザー」っと音を立てて滑り込んできた。もう、50センチぐらいしか奴らとの距離は無いのだが、奴らは、「カツ・カツ」と音をたてて米をむさぼっていた。今日は、よっぽど餌を獲れなかったのかな〜、とオッサンは少々反省した。


No14.おや〜、なんだか一匹多い・・・・・

相変わらず入れ替わり立ち代り、別のグループがやってくる。と言っても、どれがオスだかメスだか検討がつかない。でも、皆独身のようだ。何故かと言うと、間違ってるかも知れないが、どうやらスズメはヒナに餌を与える時、ハトやカラスと違い親の胃袋で半消化したものを、吐き戻して与えて無いようだ。米も虫も、そのまま口移しで食べさしてるようなのだ。と言う訳で、子を持つ親は餌を咥えて子の所まで、またすぐ飛んできて餌を獲る。この繰り返しを1日何度も繰り返す。だが、独身者はその場で食うは食うは、これでもかと食って行くのである。どうですか、オッサンも研究してるでしょう。しばらくして、ひょっと窓の外を見ると、奴が覗き込んでるのだ。少し後ろを見ると、配偶者と思われる人、いやスズメが二匹こちらを見てるのだ。「な・なに〜」、ニ匹!。そうなんです、後継ぎを連れて来たようだ。ようく見ると、口ばしは黄色く横に広がって、体全体の色も親と比べると、白っぽいと言うかあせた色にも見えるのだ。オッサンはご祝儀に秋田小町とソーセージを細かくしたものを、受け取ってもらった。


No15.脳震盪!?

ある日の日曜日の夕方、釣りから戻り長椅子に寝転がっていた。「バーン!」という音と共に、我が家のベランダの窓に何かが激突した。近所の悪ガキがボールか何かをぶつけたと思ったが、家の前には人間らしき気配はない。隕石にしては窓のガラスも割れてないし、被害があまりにも小さすぎる。何気なく窓のすぐ下を見ると、なんとスズメが一匹死んでる?ではないか。こりゃ-大変と、オッサンは窓を開けて人命、いやスズメ救助にむかった。よかった!息はしてるようだ。しかし、意識がないのである。オッサンは、なすすべもなく、ただ手の平を丸めてスズメを暖めるようにしてた。15分ほどすると、スズメが目を開けた。意識回復!よかった。それから数分すると、手の中でモゾモゾ動き出したので窓から手を出し、手の平を開いてやると元気に飛んで行った。どうやらまだ若いスズメのようで、ガラスと言う人間が発明したものをまだ分からなかったようだ。でも、命があってほんとうによかった。


No16.ある暑い日プールを提供、しかし・・・・

結構スズメの巣立ちも時間が掛かるようだ。相変わらず親子ずれで餌を食べにやってくる。ある日、何かの作業の後か水溜りが出来てた。すると、子ずれの奴らがその水溜りで水浴びを始めたのだ。水と言っても濁った泥水のような水である。そこでオッサンはひらめいた。奴らに綺麗な水の入ったプールを提供することにした。適当なプールがないので、ちょうどホッカ弁のトレイのような、発泡のケースに水を入れて餌箱の横に置いた。奴らもオッサンの姿を見て、早速やって来た。しかし、なんと無礼な奴らなんだろう。なにやら変な物があるぞ、と言うような顔をして近づかないのだ。しまいには発泡トレイを突っついてひっくり返してしまった。「このバカタレ!」と、オッサンは声を出してしまった。声が聞こえたのか、奴らはどこかえ逃げて行ってしまった。はかなくも実験は失敗に終わった。残念・・・・・。人の心スズメ知らず。ばか〜!


No17.ご主人様を迎えに来る奴ら

いろいろと実験?をやってきたが、ホッカ弁のプールに挫折したオッサンは、奴らに朝夕と餌をやる毎日だった。ところが、ある日仕事を終え帰ってくると、例のみよーにひたしい奴が家族を引き連れ、オッサンの横にやってきた。どうせ腹が減ってどうしょうもなく、近寄って来たのだろうと思っていた。「仕方がない奴らだ」とブツブツ言いながら餌をやると、案の定物凄いガッツキ方だ。くちばしの黄色い色もすっかり取れたボンズ?も、まったく警戒心も無くお食事をしている。やっと晩飯もあたり満足したのか、奴らは余裕で毛繕いなどを始めた。日も落ち薄暗くなるまで奴らはくつろいでいた。いつもの通り奴らの出勤は早い。薄明るくなると「チュンチュン」餌よこせ〜と言ってるのか、家族会議でもやってるのか賑やかなもんだ。そして、オッサンが定時に帰ってくると、みようにひたしい奴が家族とチョコンと待ってるのだ。それだけではない、玄関までブンブン羽を鳴らして着いて来るのだ。これにはオッサンも改めて、奴らをめっちゃメンコクなってしまった。


No18.こりゃ、お迎えは本物だ!

可愛い奴らだとは思っていたが、内心いつまで続くのだろうと疑いもあった。しかし、1週間も続けてのお迎えは、どうやら本物のようだ。おまけに、オッサンがまだ車から下りないのに、奴らは来て待っている。こいつらオッサンの車まで覚えたのだろうか。まさか、これはラルゴで、これはエステマなんて事は絶対無いだろう。おそらく車の中の顔が見えるのか、時間的にそろそろお帰りだろうってな感じだと思う。それにしても可愛い奴らだ。そこでオッサンは、お迎え1週間記念と勝手に称し、米とパンとやきそばをちぎってやった。これぞ誠の和・洋・中だ。やきそばなんて食うのかと思っている方、以外にスズメはいろんな物を食べているのです。特に北国の冬にはカラスと一緒に残飯を突っついているのです。あんな小さい体で・・・・・、ますます奴らが好きなった。


No19.いよいよ我が子も社会人?

相変わらずご家族総出で、夕方主人様を迎えに来る。しかし、ようく見ていると少し様子がおかしい。母親らしき人、いや母親らしきスズメが付き纏う我が子を、邪魔なのかイライラしてるのか軽く突っついたり、追い掛け回しているのだ。それでも、何が何だか分からない子スズメは戻ってくるのだ。こんな事は人間社会ではあまり見かけない様子だ。突っつかれても、追いかけられても戻ってくる子スズメが、なんだかいじらしくオッサンはしばらく見ていた。また、1日何百回、いや何千回かも知れない、あれだけ我が子に餌を運んでいた親スズメも、どんな気持ちで我が子を追い回しているのだろう。きっと辛い気持ちなんだろう。いつまで家族一緒で食事ができるか分からないが、とにかく晩飯を与えてやった。すると、なぜかおとなしく親子仲良く餌を食べてるではないか。食べ終わると、いつものように親子仲良く毛繕いをして、薄暗くなると一緒に帰っていった。翌朝、プログラムされたようにオッサンは、奴らの朝飯を餌箱に入れてやった。「あれ〜!」、一匹少ないのだ。つい最近まで餌をねだってた子スズメ。ついにスズメ社会の一員として羽ばたいたようだ。お疲れさん!、親スズメ。頑張れ!、子スズメ。


No20.いろいろ教えてくれたスズメ

子のスズメ達を餌付けして、彼らは実にいろんな事を見せてくれたり、教えてくれた。現在、彼らが人間と共存するには、非常に大変な環境だ。まず、北海道に住宅には軒下と言うものが消えてしまってきた。つまり、スズメが住宅難に陥ってるのだ。それでも彼らは換気口とかいろんな所を住居として生きている。子育てにしても、人間に勝るとも思える。犬猫病院はあっても、スズメの病院は無い。短期間に我が子を一人前にすると言う事は、あんなに大変なものなんだろうか。つくずく思い知らされた。冬には餌も無くなり、何を食べてるのかと思うと、わずかに雪から顔を出したオオバコの実とか、カラスや犬と一緒に残飯などを食べているのだ。わずか人間の握りこぶし程の体で、実に強かで頼もしい奴らだ。こんな図体の大きいオッサンだが、彼らを通して凄く勇気付けられる事を学んだ。ありがとう!、スズメに感謝!。


管理人より

これで「我が家に遊びに来るスズメの日記]は終わります。今は、彼らを餌付けする事よりも、自由に飛び回ってもらいたいと思い、餌付けは止めてます。でも、2週間ほど餌箱が無いのに彼が来ていたのには、チョット可哀想にも思いました。しかし、今現在は我が家に来る事も無く、どこかで元気に頑張ってるでしょう。また、今後は今までのコンテンツとして、しばらく掲載はします。ほんとうに、長い間のご愛読有難う御座いました。


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